AMERICAN FEMALE VOCALIST

今回は、またまた私の苦手分野の女性ヴォーカリスト特集です。私の所有しているCDの中
でも女性Vo.はごく僅かで、70年代となるとホント限られます。その中からセレクトしてみま
したが、殆ど誰でもが知ってるような、アメリカを代表するビッグ・アーティストばかりになって
しまいました。一組だけ異端なアーティストを入れてみましたが、知ってるかな?


TAPESTRY
(1971)

CAROLE KING
5年に渡って全米でチャート・イン、15週連続1位というアルバム。バック・メン
バーにジェームス・テイラー(g)、ダニー・コーチマー(g)、ラス・カンケル(ds)
らの腕利きが揃い、聴いていて実に心地良いサウンドだ。ここら辺のメンバー
はこの時代あちこちのアルバムにバック・メンバーとして参加している。彼女
の代表曲‘IT’S TOO LATE’を始めとして、どれもが佳曲揃いで70年代の
シンガー・ソング・ライターの代表的アルバムの一枚と言える。この人の歌声
にはナンだかとても温かみを感じてしまいますね。邦題は『つづれおり』。
THE BEST OF
CARLY SIMON
(1971〜1975)

CARLY SIMON
これはベスト盤で、どれも素晴らしい曲揃いです。ここでも、旦那のジェーム
ス・テイラーとのデュエットが楽しいナンバー‘MOCKINGBIRD’(ギターは
ロビー・ロバートソン!)、ミック・ジャガーのバック・コーラスが主役を食ってし
まいそうな‘YOU’RE SO VAIN’、ボニー・ブラムレットやポール・マッカート
ニーがバック・コーラスに参加してる‘NIGHT OWL’、アンドリュー・ゴールド
やキャロル・キング、ウィリー・ウィークスらの豪華メンバーが参加している
ATTITUDE DANCING’など、必ず持っていたい一枚です。大物アーティ
ストのバック・アップがかなり強い人ですね。旦那の顔の広さかな?
NOW&THEN
(1973)

CARPENTERS
言うまでもなくカーペンターズの名盤中の名盤。‘SING’‘JAMBALAYA
THIS MASQUERADE’(レオン・ラッセル作)など、どれもカレン・カーペン
ターの瑞々しい歌声には驚くばかりだが、やはり一番の聴き処は、後半の
YESTERDAY ONCE MORE’から始まるアメリカンDJスタイルで紹介さ
れるオールディーズ・メドレーだろう。原曲を知らなくても思う存分楽しめ、珍し
いリチャードのリード・ヴォーカルも聞ける。しかし、このアルバムを聴き終え
た後の、刹那さにも似た感情は一体なんなのだろうか?青春の一時期に聴
いたアルバムの一枚だからか、或いは今は聴けないカレンの歌声があまり
にも美しすぎるからだろうか?
HASTEN DOWN
THE WIND
(1976)

RINDA RONSTADT
LOSE AGAIN’などカーラ・ボノフが3曲も提供している綺麗なバラードが
このアルバムを象徴しているようなナンバーだ。しっとりとした、感情たっぷり
の歌いっぷりはジャケット同様、誰でもリンダに惚れてしまうだろう。アンドリュ
ー・ゴールドらが全面的にバック・アップしており、中でも‘THAT’LL BE
THE DAY’での、以後リンダの何枚かのアルバムでロックンロール・ギター・
プレイを披露してくれるワディー・ワクテルとの、間奏でのギター・バトルは
一聴の価値がある。
THE RUNAWAYS
(1976)

THE RUNAWAYS
当時、Vo.のシェリー・カーリーの下着のコスチュームがやたらと話題になっ
てたが、今聴き返してみると、とてもシンプルでストレートなロックン・ロールを
やっていて、どの曲もノリが良いことに気づく。テクニックのかけらさえ見られ
ないが、何故か楽しめる自分が恐い!代表曲‘CHERRY BOMB’を収録。
メンバーには現在アメリカを代表する女性ロッカーのジョーン・ジェットがいま
した。彼女は10曲中5曲にコンポーザーとして名を連ねていて、この頃より
早くも頭角を現してましたね。ルックス的にはドラムのサンディー・ウェストが
良かったです。‘DEAD END JUSTICE’は7分を越える中々の力作。