CHINN&CHAPMAN

1970年代初めイギリスで活躍したSweetSuzi QuatroSmokeyMudなどをプロデュースして、その殆どをヒット・チャートに送りこんだことで一躍その名を業界に轟かせたチーム名。Nikky ChinnとMike Chapmanがその二人で、Chapmanは1975年にChinnとのコンビを解消したあともアメリカでBlondiePat BenatarThe Knackらを精力的にプロデュース、ヒット・メーカーとしての地位を不動のものとした。どちらかと言えばシングル・ヒット・メーカーの趣はあったが、その時代々々においてそのグループの個性をうまく捉え、ティーンエイジャーに大きくアピールしたことが成功した要因に思える。1998年には久々に新人アーティストErin Foreverのプロデュースをおこない、往年のグリッター感を再現してChapman健在なりを証明してくれた。




CHINN&CHAPMANの代表的プロデュース・アーティスト
SWEET
1970〜1974くらいまでChinn&Chapmanのプロデュースにより、数々のヒットをイギリスで放つ。Bubblegum hard popともいうべきその独特なサウンドは一時期Glam Rockの部類に入れられたこともあった。代表曲にThe Ballroom BlitzHell RaiserTeenage RampageBlockbusterなどがあり、1975年以降はよりハードなサウンド作りをおこないオリジナル曲Fox On The RunActionのヒットによりアメリカにも進出する。
SUZI QUATRO
女性ロッカーのはしり(Janis Joplinなどがいるが)ともいえ、皮のジャンプスーツに身を包みバック・メンバーに男を従えたその姿は『サディスティックの女王』と異名を取ったことも。1973〜1974が全盛期で、日本でも人気が高かった。代表曲にCan The Can48 CrashDevil Gate driveなどがあり、1973年にはシングル盤女性部門において年間のBest Selling Artistに選出されている(Music Week誌)。ハスキー・ヴォイスがこれまたセクシーです。
MUD
このバンドのコンセプトは『Elvis Presleyの声でひたすらロカビリー的なロックンロール・サウンドを』であった。1974〜1975にイギリスのチャートを賑わす。代表曲にDyna-MiteTiger FeetThe Cat Crept InRocketなどがあり、特にTiger Feetは1974年の年間トップ・ヒットとなった。このアルバムは1枚目と2枚目のオイシイとこどりの2for1となっているので、お勧めです。
SMOKIE
アメリカ進出を狙ったChinn&ChapmanはEaglesなどのWestcoast Soundをとり入れようとして、このSmokieを売り出した。このグループの売りは澄みきったハーモニーと爽やかなアコースティック・サウンド、そして哀愁帯びたChriss NormanのハスキーなVo.であった。代表曲にLiving Next Door To AliceDon't Play Your Rock'n Roll To MeIf You Think You Know How To Love MeI'll Meet You At Midnightなどがある。
BLONDIE
Nikky Chinnとのコンビを解消したChapmanは1970年代の終わりにはすっかりアメリカに落ち着き、プロデュースしたいアーティストを探していた。そこへデボラ・ハリー率いるブロンディーが登場。4枚目のアルバムからプロデュースし、N.Y.のローカル・バンドから全米No.1グループへと導いた。代表曲にHeart Of GlassThe Tide Is High・Sunday GirlDreamingRaptureAtomicなどがある。60年代風サウンドをうまく80年代にとり入れた手腕はさすがと言える。

SAY , We Want ‘Sweet’!