PRODUCER特集 (No.7 〜 GLYN JOHNS)

British Rock のアーティストのプロデュースをおもに手がけ、その作品はことごとく
ヒットしており、のちにそのアーティストにとっての名盤として、後世に残ることとなる。
プロデューサーとしての手腕は、そのアーティストのそれまでのスタイルにもう一つの
アクセントとなる物を付け加えている点だろうか?なにか、それ以後どのグループも
それまでとは見違えたような印象を受けるような気がするのだが・・・・・。
ちなみにEAGLESのファーストとセカンドアルバムも彼のプロデュースだ。
それではGLYN JOHNSプロデュースのお気に入りのアルバムを5枚紹介しよう。



GET YER YA-YA'S OUT
(1970)

THE ROLLING STONES
ジャケットもタイトルも中身も最高のライヴ・アルバムに仕上
がった。KeithとMick Taylorの歯車が上手く噛み合い、
SYMPATHY FOR THE DEVIL’では聴き応えある
ギター・バトルを披露する。Chuck Berryの‘CAROL
LITTLE QUEENIE’でのKiethのギター・ソロもまた
ひとつの聴き所だ。
A NOD IS AS GOOD AS A WINK
(1971)

FACES
一曲目の‘MISS JUDY’S FARM’での重いリズムと
うねる様なリフで迫られたと思ったら、二曲目の‘YOU’RE
SO RUDE’ではMaclaganのRolling PianoとWoodyの
刻み込むようなギター・リフの間をLaneのとぼけたVocalが
交錯する。参りました!これぞ捨て曲一切無しの名盤中の
名盤。Ron Woodのリフスタイルを確立させた一枚である。
ROCK ON
(1971)

HUMBLE PIE
Peter FramptonとSteve Marriott、2人の突出した個性が
良い意味でぶつかり合った傑作。Framptonのジャッジーな
センス溢れるギターワークと、Marriottの腹のそこから絞りだ
したようなソウルフルなヴォーカルがひかる。全体的にヘヴィー
なナンバーが多いが、ラストのエルヴィス・プレスリーもどきの
バック・コーラスがはいる‘RED NECK JUMP’のような曲も
彼らのセンスがひかる。
WHO'S NEXT
(1971)

THE WHO
シンセサイザーを導入して、新たなサウンド作りに挑戦したア
ルバムと言える。以前にもまして、Pete Townshendのギタ
ー・リフが冴えわたり、代表曲‘WON’T GET FOOLED
AGAIN’‘MY WIFE’‘BEHIND BLUE EYES’などに
それが顕著に現れ、ダイナミックなサウンド作りがなされて
いる。Glyn Johnsは以後‘The Who By Numbers’‘Who
Are You’‘It’s Hard’などもプロデュースを手がける。
SLOWHAND
(1977)

ERIC CLAPTON
なんとBlind Faith以来のイギリス録音です。原点に戻ろうと
いう現れか?R&BとアメリカナイズされたサウンドのMIX具合
が実に絶妙である。‘Wonderful Tonight’は何回聴いても
イイナーって思えるし、‘Lay Down Sally’も思わずコーラス
の処では口ずさんじゃうし、ラストの‘Peaches And Diesel
に至っては涙が出るくらい切ないメロディーがたまりません。
次作の『Backless』もGlyn Johnsのプロデュース作です。