GRAND FUNK RAILROAD(G・F・R)


1969年CAPITALレコードがアトランタ・ポップ・フェスティバ
ルで華々しくデビューさせた3人組(後に4人に)のアメリカン
・ハード・ロック・バンド。その音と演奏はダイナミックかつパ
ワフルで、LED ZEPPELINのアメリカン・ツアーで前座として
出たが、聴衆の熱狂ぶりはトリのZEPPELINを食ってしまう程
であった。1970年にはライヴ・アルバムを含んだ3枚ものア
ルバムを発表、1971年には初来日する。1973年発表の
We're an American Band’、続く1974年の‘The Loco-
Motion’で全米NO.1となったのがバンドのピークであったが、
その他素晴らしい曲を多く残した軌跡のうち何枚かのアルバ
ムを紹介しよう。




ON TIME
(1969)
衝撃のデビュー・アルバム。ROCKの原石のような曲ばかり
で、今聴くとまるでデモ・ヴァージョンのような荒削りなサウン
ドである。‘Are You Ready’‘Heartbreaker’‘Into The
Sun’’Anybody’s Answer’などけれんみ無い演奏は
いつ聴いてもダイナミックだ。
GRAND FUNK
(1970)
前作にも増して、後頭部をハンマーで叩かれたたようなサウ
ンドは健在で、‘Paranoid’‘Inside Lookin’Out’‘Mr.
Limousine Driver’など佳曲がそろう。特にカバー曲の
‘Inside〜’(邦題:孤独の叫び)は圧巻でMark Farner と
Don Brewerの掛け合い、ギター・ソロと聴きどころは多い。
CLOSER TO HOME
(1970)
作風は前2作とほぼ変わらないが聴き物はやはりなんと言っ
ても、10分近い初期の名作‘I’mYour Captain’です。
アコースティック・サウンドや後半のオーケストラの導入など
今までに無いスケールの大きな作品に仕上がっています。
他に魅力的なメロディ−・ラインをもつ‘Nothing Is The
Same’などがある。
WE'RE AN AMERICAN BAND
(1973)
堂々シングル1位、アルバム2位とアメリカン・ロックの頂点
に立った感のある作品。サウンド的には以前のようなゴツゴ
ツした感じが無くなった。タイトル曲の吼えるようなVo.はド
ラムのDon Brewer。プロデュースはTood Rundgren。
他にMarkが切々と謳い上げる佳曲‘The Railroad’など。
ジャケット同様、中身のレコードもゴールド・プレスだった。
CAUGHT IN THE ACT
(1975)
彼ら2枚目のライヴ・アルバムで、全盛期のライヴ、ヒット曲
のオンパレードと来た日にゃ、買わなきゃ損々。キーボード
の新メンバーCraig Frostの参加が音に厚みを加えていま
す。後期のヒット曲‘Some Kind Of Wonderful’‘The
Loco−Motion’‘Rock&Roll Soul’なども粋がいい。