PRINCESS PRINCESS
プリンセス・プリンセスは1983年、某オーディションによって選ばれた5人の女の子バンド。
メンバーは奥井 香(Vo.&G)、中山 加奈子(G)、富田 京子(Ds)、今野 登茂子(Key)、
渡辺 敦子(B)。女の子バンドだからって侮るなかれ、中々イケテます。どの曲も思わず
口ずさんでしまうようなメロディー、ブリティッシュ・ポップに傾倒してるリズムが良いです。
1995年に解散して早5年。いつの日か、再結成してくれることを願いつつ、ここに彼女
達のイケテル5枚のアルバムを紹介しよう。


LOVERS
(1989)
ジャケットがイマイチですが、中身のほうは一段とサウンドに厚みを増した5枚目の
アルバム。クリスマスには絶対欠かせない‘Ding Dong’やサビのメロディーが美し
い‘恋に落ちたら’(両方とも今野登茂子のKeyが良いね!)などポップな曲が多く
なってきた。コーラス・ワークが楽しい‘パレードしようよ’が某カセット・テープのCM
に使われ一段と人気が出たのもこの頃。作詞・作曲に全員が参加し、各メンバー
の個性が出始める。中山作詞のバラード‘パパ’は、内容も素晴らしく、娘のいる
父親だったら、きっと泣きそうになるほどのセンチメンタルな気分にさせられる。
PRINCESS
PRINCESS
(1990)
トータル的には一番好きなアルバム。‘Rock Me’‘Highway Star’‘台風の歌’など
ロック・ファンだったら絶対好きになりそうなフレーズが出てくる曲が良く、他に
ティンカーベル’‘The Last Moment’‘One’など魅力的な楽曲が揃う。中山と
今野が1曲ずつリード・ヴォーカルをとる曲もある。ここからはスロー・バラードの曲
ジュリアン’がスマッシュ・ヒットする。奥井のVo.にパンチ力が出てきたのが如実
に現れているアルバムだと思う。バンド名をタイトルとし、更にはジャケットに彼女
達だけが写ってるだけってのは、自信の現れからきたものだろう。
BEE-BEEP
(1993)
前作‘DOLLS IN ACTION’がそれまでのサウンドから脱皮しようと、色々と凝っ
た作りなった結果、評判は芳しくは無かった。そこで従来のシンプルなサウンドに
戻り、また更に音に厚みを増したアルバムとなった。オープニングからロックのエ
ッセンス溢れる‘Guitar Man’でノック・アウトされそうになる。すかさず‘Melody
Melody’ではツヤのあるメロディーを聴かせてくれ、何も飾りの無いシンプルなロ
ックン・ロール‘うちに帰ろう’で彼女達の原点を知らしめる。ここからは‘Power
がヒット。ジャケット同様きらびやかなイメージのアルバムに仕上がった。
MAJESTIC
(1993)
ここでもやはりオープニング・ナンバー‘傷跡’が素晴らしい出来で、重いリフに乗
り中山の内省的な詞が心打つものがある。‘ふたりが終わる時’‘片想い’も中山
作詞・奥井作曲コンビで、共に新しい一面を覗かせる。同じく中山作詞・作曲の
Oh Monkey Woman’はファンキーなナンバーで楽しめる。また、ここでは富
田京子が作詞と作曲で4曲に参加し、特に‘恋するチャンピオン’では彼女のドラ
ムをフィーチャーして、曲の途中までドラムとヴォーカルのみという新しい手法を用
いて一層そのドラミングを際立たせている。彼女達のアルバムの中では地味な印
象が強いが、ツボにハマルと中々効くアルバムですね。
THE LAST
PRINCESS
(1995)
最後にはとうとうそのパワーも力尽きたか?全体的に今までのようにワクワクさせ
てくれる作品が少ない。解散を前にして、彼女達の中に微妙な変化をもたらしたの
かも知れないね。その中‘Hello !!’‘まわれ!メリーゴーランド’は元気を与えてく
れるナンバーで、ラストの‘Fly Baby Fly’もアップ・テンポの曲だが明るくなりきれ
ないのは、それぞれの別れ・新しい旅立ちを歌ったナンバーだからだろうか?
この曲をラストに持ってきたことで、プリプリのラスト・アルバムなんだという事が
より一層深く認識させられる。


PRINCESS PRINCESS ,FOREVER!