THIN LIZZY (シン・リジー)

VO.&BASS担当のPHIL LYNOTTを中心にツイン・リードギターを売りとしたブリティッシュ・
ハードロックバンド。特にアイルランド民謡のメロディーをモチーフとした曲作りには定評
があり、屈指のライブ・バンドでもあった。特にSCOTT GORHAMとBRIAN ROBERTSONがいた時期
が一番好きではあったが、どの時期にも彼ららしいオリジナリティーに満ち溢れたアルバム
を発表してくれていた。後年はバンドの中の方向性の違いから、LYNOTTによるバンド立て直
しが難しくなっていたらしい。
1984年発表のダブル・ライブ・アルバム‘Life’を最期にバンドは解散、1986年PHIL LYNOTT
永遠の眠りにつき、THIN LIZZY再結成の夢もまた、永遠のものとなってしまった。後世のハ
ード・ロック・バンドに多大な影響を与えた彼らの名盤の何枚かをここに紹介していきたい。




私的 LIZZY  BEST 5
Live And Dangerous

(1978)
ライヴ・バンドの面目躍如となる作品。LIZZY第2期の絶頂期
となるライブ2枚組だけにノリの良さは最高!Brian
RobertsonとScott Gorham の2本のギタ−のかけあいが絶妙で、特にバンドのライブでのハイライト‘COWBOY SONG〜THE BOYS ARE BACK IN TOWN’でのツイン・リード・ギターはアイルランド民謡のメロディ−をとり入れた、絶妙なハードロック・チューンに仕上がっている。                  
Black Rose A Rock Legend

(1979)
Robertson 脱退後、PHILの旧友 Gary Moore が参加した唯一の
スタジオ・アルバム。かなりGary色が濃く出た作品で、火を
吹くような早引きギターが凄まじい。更に、Scottのギターま
でそれに呼応するかのように鋭さを増している。ここからは
WAITING FOR AN ALIBI’がスマッシュ・ヒット。また‘BLACK ROSE’における間奏での、アイルランド民謡のメロ
ディーにのせたツイン・リード・ギターの美しさは後世に語り
継がれることであろう。
Chinatown

(1980)
Garyの次のギタリスト Snowy White参加の一作目。Scott との
息もピッタリの掛け合いを聴かせてくれる。以前のようなアイルランドの旋律を取り入れたり、ツインリード・ギターのハモリは聴かれなくなったが、個々のプレイに数々のコンサートでトリをつとめた自信がみえ、安定感が感じられる。珍しく、バック・コーラスが多く聴かれる作品だ。
Jailbreak

(1976)
THIN LIZZY 伝説はここから始まったと言っても過言ではな
い。演奏ははつらつとしていて意気込みが感じられる。ここからは‘THE BOYS ARE BACK IN TOWN’がアメリカでもブレイクする。当時 、FENの 深夜番組 ‘MARY TURNER SHOW’で良くかかっていて、中古レコード屋さんをあちこち回ってやっと手に入れた思い出がある。(貧乏だったのです)
Bad Reputation

(1977)
Robertson 脱退直前のアルバムで、印象はと言うと割りとオトナシ目のサウンドのイメージが強く、メロディーが美しい佳曲がそろっている。プロデュ−サーはT・REX でも有名なTony Visconti。ジャケットはLIZZYの中で最も気に入っています。

番外編
Back On The Street  (1978)
翌年に‘Black Rose’を発表するThin Lizzyに加入前の、Gary Mooreの
ソロ・アルバム。ハードなナンバーからスロー・バラード、Jeff  Beckを思わせるようなインストゥルメンタルと変化に富んでいる。LizzyからはLynottとドラムのBrian Downeyが参加しており、特にLynottが提供した‘Fanatical Fascists’ ‘Parisienne Walkways’それと必殺のハード・ナンバーのタイトル曲‘Back On The Streetが聴き物。