レアなこの一枚 (No.11)
NAZARETH’ (ナザレス)

 SNAZ(1981)

ナザレスは1973年デビューのブリティッシュ・ハード・ロック・バンドで、同年にMM誌の
ブライテスト・ホープ・グループの第1位に輝いている。これは彼ら13枚目のアルバムに
して初のライヴ・アルバム(2枚組)として発売された。70年代後半にはアメリカン・マーケット
にターゲットを置いていた彼らのカナダのヴァンクーヴァーでのライヴ・ステージを収録した
もので、オリジナルの4人のメンバーの他にギター、キーボードの2人のメンバーを付け加え
ている。サウンドのほうは、ブリティッシュ・ロックらしいハードな面とアメリカン・ロックに傾倒
してる時期の中、それらしい曲が入り混じっている。
ダン・マキャファティーのヴォーカルがこのバンドのひとつの売りで、彼のパンチ力ある
ハスキー・ヴォイスはまた違った意味で、ロッド・スチュアートや現AC/DCのブライアン・
ジョンソンとも比較される。彼らの最大のヒット曲‘Love Hurts’(ジョーン・ジェットも
カバーしてた)でのダンの思い入れたっぷりの歌い方を聴くと、嗚呼名曲!と思わせられ
てしまう程だ。
逆に、ブリティッシュ・ハードな面をみせてくれる‘Dress To Kill’‘Hair Of The Dog
Beggar’s Day’‘Holiday’なんかのナンバーでは、ノリの良いマニー・チャールトンの
リード・ギターがぐいぐいと聴衆を引張りこんでく様子が伝わってきます。
またJ.J.Caleの‘Cocaine’やZ・Z・Topの‘Tush’などサザン・ロックっぽいサウンドで
迫るという、この時期独特の一面も見せてくれてます。
ブリティッシュB級(超が3個位つくかな?)ハードロック・バンド、ナザレス。現在も解散したと
いう話は聞いてないので、どこかで活動してるのだろうか?
私の周りでは彼らのファンだという声はあまり聞いた事が無いので、寂しいかぎりである。