PRODUCER特集 (NO.5〜RON NEVISON)

★近年では(と言っても、すでに15年近く!も経ってしっまっているが) HEARTやKISS
のアルバムをプロデュースしたことで名前を耳にした方も多いと思うが、1970年代はBritish
Rock のアーティストのプロデュースを主に手がけていた。
この人のプロデュースによって、以下紹介するグループは皆一段とスケール・アップし、作品が
それまでのものより大衆的なものになっているように感じる。特徴は、そのグループの本質を
見極め、以後の方向性を的確に位置付けたサウンドづくりをしている、といったところか。
どちらかと言えば、ギター・サウンドを前面に押し出したプロデューサーかもしれない。下のうち
何枚か聴いたことのあるアルバムがあれば、他のモノも聴いてみることをオススメしたい。




NIGHTLIFE
(1974)

THIN LIZZY
ギタリストがB・Robertson とS・Gorham の2人となってか
ら初めてのアルバム。まだギクシャクしたところは残るが、
以後の活躍を予感させる。ライヴでのひとつのハイライト曲
であるStill In Love With You’の ここでのギターは
GaryMoore が弾いている。‘Bansee’のような綺麗な
インストゥル・ナンバーも耳に残る。
LIGHTS OUT
(1977)

UFO
ご存知の通り、UFOの出世作。冒頭の‘Too Hot To
Handle’からM・Schenker のスリリングなギター・ワークが
聴ける。‘Just Another Suiside’や‘‘Gettin’ Ready
Electric Phase’などでのキャッチーなギター・リフが印象
に残る。彼らの代表作‘Lights Out’でのShenker の火の
出るようなギター・ソロはいつ聴いても、思わず引き込まれて
しまう。以後2作Nevisonがプロデュースを手がけることに。
HEAD FIRST
(1978)

THE BABYS
前作の‘BROKEN HEART’共々Nevisonのプロデュース
による。Vo.はJohn Waite。Soundはハードな中にもメロ
ディアスな部分をうまく織り交ぜ、聴くものを飽きさせない。
Head First’‘Every Time I Think Of You’‘You
‘I Was One’‘Run To Mexico’など佳曲が揃う。Waite
のVo.の線の細さがどうも気になるところですが、演奏の
ほうはメリハリのきいたサウンドに仕上がっています。
FREEDOM AT POINT ZERO
(1979)

JEFFERSON STARSHIP
Vo.に元Elvin Bishop BandのMicky Thomas を迎え、
サウンド面はがらりとハード路線になった。それまではあまり
目立たなかったギターのCraig Chaquicoのプレーが光る。
コーラス・ワークは相変わらずで、重厚なハーモニーはその
迫力で聴く者を圧倒する。‘Jane’‘Awakening’‘Rock
Music’‘Frredom At Point Zero’が素晴らしい出来だ。
グループの看板でもあるGRACE SLICKが抜けたのは
この一枚のみ。
HEART
(1985)

HEART
‘Bebe Le Strange’発表後約6年間、低迷時期にあった
Heartがセルフ・タイトルを掲げて出した会心の作品。全米
No.1アルバムとなる。妹のNancyがリード・ヴォーカルを
とる‘These Dreams’もまたNo.1 ヒット。次のアルバム
‘Bad Animals’もまたNevisonのプロデュース作品。
グループ第2の絶頂期をむかえる。