Piper (パイパー) |
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今でこそパイパーはビリー・スクワイアーがいたバンドとしてしか語られることがないが、当時は キッスやエアロスミスに続くバンドとしてチープトリックやボストン、エンジェル、スターズらとほぼ 同時期にデビューした、アメリカンロックの第三世代のバンドとして大いに期待されてたバンド だった。 その魅力の一つとしてトリプル・ギターという「売り」もあったが、これはイマイチ欠ける点があっ たように思う。それぞれの個性が際立っていなかったというのもあったのかも知れない。それで も尚、魅了してやまないスクワイアーの個性あるVo.だったし、私のB級魂を揺さぶる何かがある バンドだった。彼らの1stは当時、私の愛して止まないレコードの一枚だったのだから。 |
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Piper (1976) |
ともかく1曲目の「Out Of Control」がカッコ良くって、それこそレコードが磨り減るくらい聴いたものだった。 言ってみればチャック・ベリー・スタイルのハード・ロック版か。イントロのギター・リフからもうノック・アウト 寸前で、しかもシンプルな曲調が妙にアマチュアっぽくって良いし、尖ったギター・サウンドもそこらへんの アマチュア・バンドに「これくらいなら俺達でも出来るぜ!」と思わせるには効果充分だ。どの曲にも言え ることだが甘いメロディ・ラインを持った曲が揃う中、「Who's Your Boyfriend?」はキャッチーなメロディに乗 ったシングル志向のナンバーで、ギター・リフも印象的だ。6分を超える大作「Sail Away」はパイパーの魅 力を遺憾なく発揮した佳曲で、イントロのスピーディなギター・リフに続く泣きのスライド・ギター、そしてビ リー・スクワイアーの伸びやかなVo.が堪能出来る。 スターズと共に硬派なイメージのデビュー・アルバムとの印象が強かった。 |
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Can't Wait (1978) |
1stより更にポップス色を強めた2ndアルバム。1stアルバムでは聴かれなかった「See Me Through」での 巧みなコーラス・ワーク、「Now Ain't The Time」に於ける美しいピアノの旋律やソウルフルな女性コーラ スの挿入などがバンドの進化を印象付ける。中でも「Bad Boy」はキャッチーな旋律を持った、如何にもアメ リカン・ロック然としたポップス通にはたまらないメロディを持ったナンバーで、例えばGFRの「Bad Time」や スターズの「Cherry Baby 」などの甘酸っぱいメロディを想像して欲しい。シングル・カットされたかどうかは 判らないが、もしされていたならばスマッシュ・ヒットくらいはしたのではないかな? バンド解散後はビリー・スクワイアはソロとしてチャートに名を連ねたりしていたが、他のメンバーの名前は 全くと言ってよいほど聞かれなかった。唯一、ドラムのリッチー・フォンタナがKISSのアルバム「DYNASTY」 で参加していたくらいだろうか・・・と言っても、私はビリー・スクワイア以外のメンバーは顔と名前が一致し ないのですが。 |
