JACK DOUGLAS(ジャック・ダグラス)

1970年代に数々のグル−プのプロデュ−スを行い、その多くをヒットアルバムに仕上げ
た事で、一躍名プロでュ−サ−として名をはせた。どちらかと言うと、そのアーティス
トの本質を見抜き、そのままあまりいじくらずにダイレクトに音に反映させている。
ここではその中で最も気に入っているものを紹介したい。


GET YOUR WINGS (1974)〜AEROSMITH

彼らの2枚目のアルバムで、グル−プの荒削りなサウンドをダイレクトにレコ−ドにして
しまった手腕はさすが!ここから次作の“TOYS IN THE ATTIC”(1975)に発展し世界
のAEROSMITHへと羽ばたく事となる。‘S.O.S’や‘Train Kept A Rollin’’などのスリリ
ングスな演奏がこのバンドの持ち味だ。


CHEAP TRICK (1977)〜CHEAP TRICK
デビュ−作にしてすでにこの出来映えは驚異的と言える。DOUGLASは彼らの個性をうまく
サウンドに反映させ、4作目の“AT BUDOKAN”(1978)にてビッグ・ネ−ムに仕上げ
る。曲調はまだまだ以降の作品と比べると単調で一本槍だが、どれもケレン味ない。ジャ
ケットも秀逸だ。DOUGLASの先見の明はさすがである。


VIOLATION (1977)〜STARZ
当時“KISS”の弟バンド的存在として売り出された。サウンドはハ−ドな中にもメロディ
−ラインが美しく、ここからは“CHERRY BABY”がヒットした。全部で5枚ある中の2作目
だが、3作目以降は話題にならなかった.彼らのジャケットには常に顔写真が載せられて
なかったのは何故?‘Sing It ,Shout It’‘Violation’‘All Night Long’がポップで
ハードで良い。


SWEET EVIL (1976)〜DERRINGER
RICK DERRINGERがグル−プとして発表した2作目。メロディ−もサウンドもなかなか良い
のだが、難を言えばRICKのヴォ−カルの線が細いところか?でもポップなセンスはさすが
だ。‘Don't Stop Loving Me’のようなポップ・ナンバーが次作のマイク・チャップマン
のプロデュース作‘If IWeren't So Romantic、I'd Shoot You’で開花することになる。


DOUBLE FANTASY (1980)〜JOHN LENNON
前作“ROCK'N' ROLL"より5年振りに発表された作品で、JOHNの遺作となってしまった。
ここからは“STARTING OVER”“WOMAN”がヒット。彼の作品の中では一番ポップな出来
映えと言え、しみじみ彼の『優しさ』が伝わってきます。出来ればJohnの作品のみで仕上
げてほしかったが・・・・・