STATUS QUO (No.2)
(スティタス・クォー)

Rick Parfitt & Francis Rossi
‘Hey、Come On!Rock'n'Roll!’



私のホーム・ページの記念すべきBRITISH ROCK特集の第一弾が
‘STATUS QUO’からもお分かりのように、私はこのバンドが大好
きなのである。まぁ、たぶんここを見ている人はかなりの好きモノで
あろうから、QUOのバンド経歴などは今更という感じだが、もし最
近知ったとか、これから聴いてみたいという方がいらっしゃたら、是
非ともQUO好きのD♂kaさんのHPも見ていただきたいと思う。
私のロック歴の中でQUOはどんな位置にいるのかと言うと、もちろ
んビートルズやストーンズから始まった訳だが、主にB級バンドが
大好きであった私の中では『B』の中では最大級のバンドだし、今
も現役バリバリでロックしている所が好きだし、敬服している。
80年代は一時解散の危機があったり、音楽的な迷いの時期でも
あったみたいだが(それはそれで今聴くと結構良いのだが)、90
年代に入ってからはすっかり迷いみたいなのは無くなり、『ただ、
俺達はロックン・ロールが大好きなだけなのさ。』みたいな姿勢が
現れているアルバムを発表してくれた所が一番嬉しい!
フランシス・ロッシとリック・パーフィット、この2人の30年らいの
ロックン・ロール魂は21世紀にも熱く燃えている事だろう。今回は
そんなSTATUS QUOの90年代を中心にスポットを当ててみた。





THE ANNIVERSARY
WALTZ

(1990)
これは90年初っ端に発表されたシングルで、60年代のグレート・ロックン・ロール・メドレー15曲から
構成された、言わば彼らのルーツ・オブ・ロック集だ。トータル10分半にも及ぶ、その手を緩めないスト
レートなロックン・ロールは聴いていて痛快だし、誰もが知っている曲を全編クォー風ブギーに乗せてく
れている所が凄い!80年代と違うところは次のアルバムでもそうだが、音が小細工の無いストレート
なサウンドになった点だ。生粋のブリティッシュ・ロッカーらしい音を出してくれています。最後の
GREAT BALLS OF FIRE’でフェード・アウトしてしまうフランシス・ロッシのリード・ギターを延々と聴い
ていたいと思ったのは、私だけだろうか?もちろん全英シングル・チャート1位となる。
PS−友人から‘アニバーサリー〜’のパート2もあったと聞き、すぐに買ってみたら・・・・・!?でした。
ROCK 'TIL
YOU DROP

(1991)
前年のアニヴァーサリーの勢いをそのまま持ちこんだようなアルバム。ラフなサウンドが目立つが、こ
れがQUOの持ち味が良く出ていると思う。作風もR&Bに根ざしたストレートなロックン・ロールで占め
られていて、80年代の少しマイルドな感じは無い。さすがにサウンド自体は70年代とは違うが、普遍
のブギー魂ここに有りという曲が並び、トップの‘LIKE A ZOMBIE’から始まって、何故かアルバム
‘ROKIN' ALL OVER 〜’からの再録‘CAN'T GIVE YOU MORE’、カヴァー曲‘PRICE OF LOVE’、極
めつけは‘4500 TIMES’でのライヴ・ヴァージョン(?)のフランシス・ロッシの自由奔放なギターに胸踊
るファンも多かったと思う。90年代のQUO完全復活を強く印象付けてくれた一枚である。
THIRSTY WORK

(1994)
実は発表当時はあまり好きなアルバムでは無かった。何か甘ったるさが鼻に付くような感じがしたから
だ。またアメリカン・マーケットでも意識しだしたのでは、なんて思ったものだった。どうも全体的なイメ
ージとしては、一本調子な感じがするのだ。原因はリックの曲が1曲も無いことがやはり大きいと思う。
アクセントとなるものが欠けてしまっているのだ。そのかわり、ここではアンドリュー・ボウンが実にポッ
プ・センス溢れる楽曲を提供しているのが目立つ。‘CONFIDENCE’‘SHERRI DON'T FAIL ME NOW
などの良質なポップ・ソングは中々の出来映えだと思う。しかし、同じ様なアルバムを2枚続けるとヤ
バイかな、と思ったら次作の全曲カヴァーのアルバム‘DON'T STOP’(1996)で、素晴らしい演奏を披
露してくれてホッとさせてくれた。もちろん、97年の素晴らしい来日公演を忘れることは出来ない。
UNDER THE
INFLUENCE

(1999)
前作からのインターバルがやけに長かった。しかもQUOのアルバムの中では‘ON THE LEVEL’以来
初めてリアル・タイムで聴けなかった一枚である。久々にパーフィットもコンポーザーに名を連ねてい
るし、全曲ブリティッシュ・バンドらしい楽曲が揃い、タイトな演奏をしてくれている。ここでもボウンおじ
さんがコンポーザーとして中々頑張っており、もはや3人目のQUOと呼ぶに相応しい存在だ。アルバ
ム‘HELLO!’からの付き合いだし、QUOがどういうバンドかが良く判っているから曲作りもピタッとは
まっている。溌剌とした演奏はどれも聴いていて本当に爽快だが、特に‘TWENTY WILD HORSES
での『ハッ!』という掛け声などに男の色気を感じてしまうし、‘ROUND AND ROUND’‘LITTLE ME
AND YOU’‘THE WAY IT GOES’などの70年代を彷彿させるキャッチーなブギー・ナンバーがなんと
も嬉しくなってしまい、是非ともステージで聴きたくなるような曲だ。こんなに良いアルバムを発売しな
い日本のレコード会社は本当にどうかしている、と思った。
FAMOUS IN THE
LAST CENTURY

(2000)
ボウン作のタイトル曲を除いて、これまたロックン・ロール・カヴァー曲集であるが、それでもジャケット
と共に最高のアルバムだと言える。『21世紀もこれでやって行くよ!』と言わんばかりの普遍のブギ
ー魂を見せつけてくれる。もちろんお得意のチャック・ベリーの‘ROLL OVER BEETHOVEN’‘MEMPHIS
TENNESSEE’がハマリまくっているのは当然として、面白いところではスティーヴ・ミラーの‘ROCK 'N'
ME’、デイヴ・エドモンズのカヴァーでも有名なグラハム・パーカーの‘CRAWLING FROM THE WRECAGE’、
イアン・ハンターの‘ONCE BITTEN TWICE SHY’などのナンバーで誰の選曲かな?と興味深く思った。
ロイ・オービソンの‘CLAUDETTE’では久々のロッシ、パーフィットのハモリが聴けるし、このアルバムは
実に聴き所が満載で、21世紀冒頭の彼らの挨拶代わりの軽いジャブで、早くも私はダウン寸前に
なっている。

オマケ
COME ON YOU REDS

(1994)

THE MANCHESTER
UNITED
FOOTBALL SQUAD
良くは分からないが、確かQUOの誰かがイギリスのフットボール・チー
ム、レッズのファンである事から楽曲の提供とプロデュースを引き受
けたシングル盤で、原曲はもちろん1988年発表のアルバムAIN'T
COMPLAINING収録の‘BURNING BRIDGES’だ。歌詞の内容はレッ
ズのメンバー紹介を中心とした応援歌で、途中アナウンサーの実況
風になったりしていて、‘STATUS QUO’の名前も歌詞の中に見られ
る。オリジナルとは違ってギターの音は押さえられ、歌もQUOでは無
く、コーラス(REDSのメンバーの?)となっている。
KING OF THE DOGHOUSE

(1996)

FRANCIS ROSSI
これはもちろん、QUOのリード・ギタリストのソロ・アルバムだ。最初輸
入CD屋さんで見つけた時は信じられなかったが、その名に間違いは
なく、すぐさま購入。QUOとはまた全然ちがう意味でリラックスした楽
曲には少々驚いたものだが、全編やはりブリティッシュ色溢れるメロ
ディーを通して彼の人柄に触れた思いがした。97年の来日時にも1
曲披露していたっけ。バック・メンバーはどれも無名のミュージシャン
ばかりで、やたら豪華なメンバーを並べてソロ・アルバムを作っている
人と比べると彼ほどのキャリアと顔の広さから言って、もっと色んな人
が参加しても全然不思議では無いのに、そうはしないところがまた良
いのである。

20世紀のスター達と共に21世紀も歩み続けるQUO


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