STATUS QUO (No.3)
(スティタス・クォー)


HEAVY TRAFFIC
01. BLUES & RHYTHM
02. ALL STAND UP(NEVER SAY NEVER)
03. THE ORIENTAL
04. CREEPIN' UP ON YOU
05. HEAVY TRAFFIC
06. SOLID GOLD
07. GREEN
08. JAM SIDE DOWN
09. DIGGIN' BURT BACHARACH
10. DO IT AGAIN
11. ANOTHER DAY
12. I DON'T REMEMBER ANYMORE
13. MONEY DON'T MATTER(Bonus Track)
14. RHYTHM OF LIFE
Produced by Mike Paxman
STATUS QUO are
Francis Rossi ,Rick Parfitt ,Andrew Bown ,John 'Rhino' Edwards ,Matthew Letley


遂に2002年10月、我がステイタス・クォーの待望のニュー・アルバムが発売された。まさに待ちに待った、というのが実感である。
それは取りも直さず、QAJ(Quo Army Japan)発足以来初めて彼らが発表したアルバムである、ということにも関係するかも知れない。
皆でその素晴らしさを分かち合える喜びみたいなものがあるからだろうか。まぁ、そんなことが無くともこのニュー・アルバムは私にとっ
ては、至福の時を味わえるアルバムなのではあるが。

1曲目の‘Blues & Rhythm’のイントロが流れた途端、身体に電流が走る。切れの良いギター・リフ、ズシリとくるリズム、これだ!
たたみかけるような変形ブギーのノリが最高!ロッシの久々のキャッチーなギター・ソロも満喫。これ一曲でもうノック・アウト寸前。ア
ルバムの出来を占う1曲目はこれでなくっちゃ。
2曲目の‘All Stand Up’はお得意の疾走感溢れるブギー。コーラス部分も盛り上がり、随所に弾むボウンのピアノが気持ち良い。シン
グル第2弾となった。
3曲目の‘The Oriental’は70年代を彷彿させるザクッ、ザクッとくる大胆なブギーのリズムが少し東洋チックなメロディに乗って、ヘヴィ
になりそうでならない妙がたまらない。
4曲目の‘Creepin' Up On You’はロッシとパーフィットがギターを並べて振っているお得意のポーズが目に浮かんでしまう。ここでも
徹底したブギーのリズムを、これでもかこれでもかとたたみかけてくる。こりゃ、まさに「怒涛のハード・ブギ」だな(笑)。
タイトル・トラックの‘Heavy Traffic’はちょっと甘いメロディに乗りながらもキャッチーなロッシのギター、ボウンの叩きつけるような鍵盤
さばきが光るナンバー。新加入のマシュー・レトリーのズシリとくるドラミングがバンドの根底を支える。
Solid Gold’は「DOG OF TWO HEAD」の頃のクォーを思い出させるようなノリがある。至ってシンプルなブギー・ナンバーが、飾り気な
いバンドの姿勢に上手くマッチしている。
Green’はアルバム唯一のアコースティックなナンバー。ちょっとブルージーなノリを漂わせながるボウンの作。彼の作品では珍しい
傾向の曲だ。
シングル第1弾となった‘Jam Side Down’は文句無くノレる楽しいブギー。思わず腰がリズムを取っちゃうし、これを聴いてクォーもあと
10年は大丈夫だな、なんて何故か思っちゃいました。重たいリズムだけが俺達のブギーじゃないぜと言わんばかりだ。短いけれどロ
ッシのギター・ソロに熱いハートを感じるんだな、これが。70年代ふうに韻を踏んでいるところも聴いていて楽しい。
次の‘Diggin' Burt Bacharach’は更に軽い感じのブギー。後半戦へのちょっとしたブレイク・タイムと言ったところか。
Do It Again’からは再びたたみ掛けるようなブギー攻勢だ。ロッシとパーフィットの息の合ったコーラス・ワークも見事な快活なブギー、
2本のテレキャスターが炸裂している感じ。
Another Day’も典型的なQuoふうなナンバー。ちょうど「On The Level」の頃のポップで弾む感じのノリがあるナンバー。
I Don't Remember Anymore’はボウン作のナンバーだが、パーフィットのVo.が最高に生きたブギーで、ロッシのギター・ソロも気合
充分で聴いていてスカッとする。最高のスリー・コード・ナンバーだ。
ボーナス・トラックの‘Money Don't Matter’が入っているのといないのではこのアルバムの印象は天と地ほどの差がある。キャッチー
で伸び伸びとした感じで演奏されているこのナンバーには10数年も前から演奏されていたようなクォー・クラシックの趣さえ感じられる。
アルバム・ラストの‘Rhythm Of Life’はスロー・テンポのブルージーなナンバー。どこか「In The Army Now」を思い起こさせ、ライヴで
は当然「Quo〜Woo〜Woo〜Woo」の大合唱が起きそうだ。

と、全曲ざっと紹介してしまったけれども、ともかく元気なナンバーが揃っている。これが本当に50過ぎにもなるロッカー達のサウンドな
のかと疑いたくなるほどだ。どこを切っても金太郎飴のごとくクォー印ベッタリの素晴らしいアルバムだ。
まさに「Rockers Rollin'」、我がQuoはいまだに走りつづけている。英国ロッカー気質溢れる頑固で一本気なブギー魂に栄光あれ!
そして早く何千ものQuoファンが待つ日本に戻ってきて欲しい。あの興奮よもう一度!切に願う。




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