レアなこの一枚 (No.5)
MICK RALPHS (ミック・ラルフス)

 TAKE THIS! (1984)〜MICK RALPHS


Mott The Hoople 〜 Bad Company と輝かしい経歴を歩んだ来たギタリストのファースト・
ソロ・アルバム。Paul Rodgers が去って、新ヴォーカリストが見つかるまでの間につくった
ようだ。ドラムのSimon Kirke以外は殆ど無名のミュージシャンばかりだが、ギター・サウンドを
核とはしている。イメージからいうと、もっとハードで荒々しい曲が多いのかなって勝手な想像を
していたが、いい意味で裏切られた。とてもBritish Hard Rock界を渡り歩いてきたギタリストの
出すサウンドには聞こえず、かなりアメリカナイズドされたサウンドになっている。典型的な
アメリカン・ポップス‘Hey!Baby’やLarry Carton も真っ青の大フュージョン大会の‘Take
This’(当時、実際Cartonを良く聴いていたらしい)、初期のEaglesを思わせる‘Last Chance
Saloon’など多彩な曲が並ぶ。どちらかと言えば、Ralphsの声質はHardなサウンドにマッチし
ない為、こういう曲調が多くなったのでしょうか?そうは言っても、‘Rock Fever’や‘When The
Revolution Comes’では、Bad Companyに通じるハードなサウンド、彼独自のギター・フレーズ
も聴かれます。Ralphs の初ソロ・アルバム!などと肩肘張らずに聴けば、楽しめるアルバム
だと思いますョ。
このアルバムは全10曲ですが、私が持っているのはデモやミックス・ヴァージョン10曲が追加
されているお徳用です。こちらもまた、楽しめます。
ジャケットのRalphs の後方にPaul Rodgers らしき人物 が見えるのは愛嬌か?それとも・・・・・!?