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クリス・スペディングについては以前、‘ギター・ジャンボリー’という素晴らしい曲が入っている ソロ・アルバムを紹介したが、ここでは彼がそれ以前に元フリーのベーシスト、アンディ・フレイ ザーらと結成したバンド『ザ・シャークス』のアルバムを紹介しよう。 スペディングは70年頃よりジャック・ブルース、ギルバート・オサリバン、ドノヴァン、デヴィッド ・エセックス、ダスティ・スプリングフィールドらのアルバムでセッション・ギタリストとして活躍し ていたが、フリーを脱退(と言うよりも、1回目の解散かな?)したフレイザーと共にシャークス を結成。フレイザーはここで紹介する彼らのファースト・アルバム一枚で早くも脱退、シャーク スはこの後新たなベーシストを迎えてもう一枚アルバムを発表して自然消滅したのだった。 |
FIRST WATER (1973) |
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このアルバム発表当時‘SHARKS’なんてバンド名は全然聴いたこと無く、私にとっては完全な後追い バンドなのですが、これがまた中々ヨロシイのです。スペディングのギターは派手派手しさは無いが、さ すがツボを押さえたプレイはさすがで、ソロよりもバンドという枠の中で自分の立場を良くわきまえてのプ レイにはホントのプロ・ギタリスト魂をみる思いです。フレイザーの引きずるようなベース・ラインも所々に フリーの面影を残しながらもグルーヴ感漂うご機嫌なプレイを聴かせてくれていて、‘OL' JELLY ROLL’ でのイントロのピアノの旋律やフレイザー作の‘DOCTOR LOVE’などのナンバーにフリーらしさが感じ られ、改めて彼がフリーの中で占めていた役割を再認識させられます。 全曲ヴォーカル担当の‘Snips(スニップス?)’はどのような経歴なのかは良く分かりませんが、中々 個性的な、ジョー・コッカーとボブ・シーガーを足して2で割ったような声質の持ち主で、このバンドを渋い バンドと印象づける要因にもなってます。 R&Bを基本としながらも、そんなにドップリとははまっておらず、むしろレイド・バックしてるような感じさえ 見られ、言ってみればちょうど、ヘンリー・マッカローらがいた‘グリース・バンド’みたいなブリティッシュ・ スワンプ・ロックと言ったところでしょうか。ちょうど1973年と年も同じですね。 このアルバム発表後フレイザーは脱退して、自らの‘ANDY FRASER BAND’を結成するが、シャークス の方はと言うともう一枚アルバムを発表するも残念ながら出来は今一で解散した。 フリーやジョー・コッカー、グリース・バンドらを好きな方は一度お試しあれ。聴いて損は無いと思います。 |
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