SOUTHERN ROCK

サザン・ロックは一つのアメリカン・ロックの『顔』と言える。ブルース、R&B、
カントリー&ウェスタン、ブギー、ゴスペル、ファンキーなど・・・色々な要素を
取り入れたその泥臭いサウンドこそアメリカン・ロックのルーツだ。そのサウンドは、
南部という土地柄に様々なグループを輩出した。代表的なアーティストにオールマン・
ブラザーズ・バンド、レーナード・スキナード、ZZトップ、マーシャル・タッカー・
バンド、ウェット・ウィリー、アウトローズ、チャーリー・ダニエルズ・バンド、
アトランタ・リズム・セクション、エルヴィン・ビショップらがいる。ここではお気に
入りの5枚を紹介していこう。




A DECADE OF HITS
1969〜1979

THE ALLMAN
BROTHERS BAND
まさにSOUTHERN ROCKを代表するバンドのベスト・アルバムで、ツイ
ン・ドラムが実に聴いてて気持ち良い。‘STATESBORO BLUES’での
Duane Allmanのスライド・ギター、‘JESSICA’でのDickey Betts、
RAMBLIN’MAN’でのLes Dudekのギターは何回聴いても感動的だ。
MELISSA’‘LITTLE MARTHA’‘BLUE SKY’などメロディーの美しい
曲もホント心を和ませてくれます。
ONE MORE FOR
FROM
THE ROAD

LYNYRD SKYNYRD
(1977)
初期レーナードのベスト盤的ライヴ・アルバム。やはり‘FREE BIRD
でのA.Collins、G.Rossington、S.Gainesのトリプル・ギターの白熱
したバトルにつきる。凄い、凄すぎる!これぞ南部魂のこもった曲
だ。‘SWEET HOME ALABAMA’‘GIMME THREE STEPS’‘CALL ME
THE BREEZE’‘CROSSROADS(Creamのカバー曲!)’での意気の良
いギター・プレイ、‘TUESDAY'S GONE’での情緒溢れるR.Van Zantの
ヴォーカル に一つのSouthern Rockの歴史があった。
BRING IT BACK
ALIVE

THE OUTLAWS
(1978)
ツイン・ドラムス、トリプル・ギターの火の出るようなライヴとはま
さにこのアルバムのことだ。‘Stick Around For Rock & Roll
Lover Boy’など、なんのギミックもないロックン・ロールこそ
彼らの生命線である。左右のスピーカーを自在に飛びまわるリード・
ギターを存分に楽しんでもらいたい。20分にも及ぶ‘Green Grass
And High Tides’でのギター・バトルは現在も燦然とSouthern Rock
史上に軌跡を残している。名盤◎です。
DOUBLE TROUBLE
LIVE

MOLLY HATCHET
(1985)
78年デビュー。他のバンドよりはハードさを売りとしていた。代表
作の‘Flirtin' With Disaster’はリード・ギターが中々聴かせて
くれる好ナンバーです。どれもスピード感溢れるナンバーで、全曲通
して聴くと多少疲れてしまうかも。またLynardの‘Freebird
を忠実にカバーしていて、これは割りと好感が持てます。それにして
も、このジャケットの趣味の悪さはどうにかならなかったのでしょう
かね?
RATTLESNAKE
ROCK'N'ROLL

BLACKFOOT
76年デビュー。リーダーのRick Medlockeは現在Lynyrd
にて活躍中。これは彼らの6枚発表したアルバムのBEST盤で決し
てSouthern一辺倒ではなく、Britishへの傾倒も曲によってはあり、
それはフリーの‘Wishing Well’のカバーにも見られる。‘Highway
Song’‘Gimme、Gimme Gimme’‘Feelin' Good’‘Ratlesnake
Rock'n'Roller’などでRickのスリリングスなギター・プレイを聴
ける。これを聴けば、彼がどうしてLynyrdに招かれたかが判るで
あろう。

HITTIN' THE ROAD !
THE OUTLAWS