PRODUCER特集 
TED TEMPLEMAN (テッド・テンプルマン)

テッド・テンプルマンは1970年代は主にドゥービー・ブラザーズのプロデュースを中心とし、
後半からはヴァン・ヘイレンを売り出すことに成功した事で有名だ。彼の信条は『アーティスト
の持つ力を最大限度までに効果的に表現する』という事らしい。元々はサンフランシスコで
活躍していたミュージシャンだったらしく、常にアーティストとその音楽を大切にする姿勢は
そこら辺からきてるようだ。
上記の2アーティストの他にもプロデュースしてるアーティストがいるので合わせて紹介しよう。



SAILIN'
SHOES
(1972)

LITTLE
FEAT
ともかく冒頭の‘Easy To Slip’のイントロのギターの音色で決り!と言わざる
を得ないアルバム。長年かけて聴き込んで、すごく好きになったアルバムのうち
の1枚だ。ローウェル・ジョージの歪んだスライド・ギターの音が実に心地良い。
ウェスト・コースト系サウンドからファンキーなナンバー、ロックン・ロール・ナン
バーとその多様な曲調は存分に楽しめる。‘Got No Shadow’のようなダウン
アースなサウンドにはまると病みつきになって抜けられなくなるかも。
PAPER
MONEY
(1974)

MOTROSE
モントローズ2枚目のアルバム。デビュー・アルバムの直球一本やりのイメージ
は無く、多少変化球を交えている感じだ。ストーンズの‘Connection’をメロ
ディアスに演るところは‘???’という感じで、また、サミー・ヘイガー以外の
メンバーが歌ってるナンバーがあるが、良くない。それ以外は、多少軟弱には
なったが平均点以上はあげられる。聴き物のひとつはインストゥル・ナンバーの
Starliner’で、この手のスペーシーなロックを演らせたらロニー・モントローズ
って人は実に上手いですね。
STAMPEDE
(1975)

THE DOOBIE
BROTHERS
これも一曲目で完全にノック・アウトされてしまうアルバムです。ピアノのイントロ
に続いてロッキン・ダウン・ギターが飛び出す‘Sweet Maxine’、実にカッコ良
いナンバーで珍しくパット・シモンズとトム・ジョンストンの共作です。他に‘Take
Me In Your Arms’‘Neal’s Fandango’‘Double Dealin’Four Flusher
などのナンバーで3ギター・2ドラムが堪能できる。ホーン・セクション、ストリング
スや女性コーラスなどが入ったりと、豪華絢爛なアルバムに仕上がっている。
VAN HALEN U
(1979)

VAN HALEN
ヴァン・ヘイレンのアルバムの中では一番ポップな作品ではないだろうか?リン
ダ・ロンシュタットで有名な‘You’re No Good’で幕を開け、メロディアス・ハー
ド・ナンバーの‘Dance The Night Away’‘Beautiful Girl’など、コーラス・
ワークも見事な曲が揃う。個人的には、このバンドにはやはりデヴィッド・リー・
ロスのヴォーカルのほうがあっていたような気がします。それにしても、その後釜
に同じテンプルマンがプロデュースした‘モントローズ’のVo.サミー・ヘイガー
が加入したのは何かの因縁か?


MONTROSE !