レアなこの一枚 (No.4)
BOB WELCH (ボブ・ウェルチ)

THREE HEARTS (1979) 〜 BOB WELCH



‘Fleetwood Mac’へ1971〜1974年の間、加入。それまでのバンドのブルース一辺倒の姿勢
をPops の方向へと導く。しかしながらハードなSoundを求めた Welch は Macを脱退し、元ジェ
スロ・タルのグレン・コーニックらとハード・ロック・トリオのバンド‘PARIS’を結成する。2枚のア
ルバムを発表するが、まったく売れずに解散することに…。
一方のWelchが抜けたあとのMacはStevie Nicks、Lindsey Buckingham の加入後に発表した
‘Fleetwood Mac’(邦題:ファンタスティック・マック)〜‘Rumores’(邦題:噂)のビッグ・ヒット
により押しも押されぬNo.1Bandになった。Welchの落ちぶれた姿を見るに見かねたMac時代
の友 Mick Fleetwood や Cristine McVie らが、Welch のソロ・アルバム‘French Kiss’に
参加し、シングル‘Evony Eyes’ともどもヒットする。
前置きが長くなったが、この‘THREE HEARTS’はその次に発表された作品で、はっきり言っ
てしまえば、‘柳の下の2匹目のどじょう’を狙った作品に他ならず、前作ほどは売れなかった。
似たような楽曲やサウンドが早くも飽きられてしまった結果と言えよう。
しかしながら、思い出したかのように聴くととても良いのです。Welch の鼻につく甘い声は好き
嫌いがはっきりすると思うが、楽曲的には非常にPOPなものばかりだし、演奏も前作以上に
タイトに仕上がっている。‘3 Hearts’‘Here Comes The Night’‘China’‘Precious Love
Come Softly To Me’が傑作。一曲が3分少々というのも疲れなくて良い。
それにしても、前作‘French Kiss’ともどもジャケットのオネエサンはエロっぽくて良いです。