WINTER FAMILY

“WINTER FAMILY”と言っても「冬の兄弟」ではありません。JOHNNY WINTERと EDGAR WINTERを中心としたFAMILYのことで、RICK DERRINGER、DAN HARTMAN、RONNIIE MONTROSEなどを含めてここでは紹介していきます。
JOHNNY WINTERは「100万ドルのブルースギタリス」としてデビュー以来次々と名作を発表する。一方、弟のEDGARはJHONNYの
何枚かのアルバムにSax・Back Vo.として参加しながら、自らの目指すR&Bグループ作りに暗中模索していた。その過程の中で
RONNIE MONTROSEやRICK DERRINGERらの優れたギタリストとの出会いがあった。
現在もそれぞれ活動しているが、みな昔に比べると落ちついてしまったイメージがある。
1970年代、デビュー間も無い頃の彼らはライバル心を持ち、互いに火花をバチバチと散らしていた。その頃の私のお気に入りの
アルバムを紹介していきたい。


私的 WINTER FAMILY BEST5
1
TOGETHER
(1976)
R&Bの名曲をカバーしたライヴ盤でJhonnyとEdgarが初共演。
Slippin'&Slidin'から始まりGood Golly Miss Mollyで幕を下ろす9曲に
も及ぶROCK&ROLL MEDLEYが圧巻で、二人のシャウトがRICK
DERRINGERとJHONNYのギターに見事絡み合う。You've Lost That
Lovin' Feelin'などのしっとりとしたバラードでのデュエットを聴くと二人
の不仲説が信じられない程の出来映えである。
2
SHOCK
TREATMENT
(1974)
第2期 Edgar Winter Group のアルバムで、Rick Derringer の炸裂す
るギター&プロデュース力・Dan Hartman のコンポーザー&歌唱力・
Edgar Winterの幅広い音楽性が見事に一体感を生み出した作品。
特に私はHartmanの存在に注目したい。11曲中8曲をつくり、このバ
ンドにPOPなエッセンスをつけた功績は大きい。
3
CAPTURED
LIVE!
(1976)
火の出るようなリードギターの応酬とは正にこのことです。彼にとって
ライヴ2作目ですが、前作のようなブルース感溢れる作品は少なく、
のっけから激しいロックンロールの早引き合戦です。全6曲とも調子
が同じなので多少疲れますが、やはりその早引きには圧倒されます。
Jhon Lennon 作の‘Rock&Roll People’ が聴き物のひとつである。
4
ALL
AMERICAN
BOY
(1973)
Winter Familyの名参謀の初ソロアルバム。ステージ上ではその端正
なマスクからは想像も出来ないほど荒々しくギターをひく姿が見られた
が、ここではまた違う一面を見せてくれる。スローなナンバーやリズム
感に富んだナンバーもまた素晴らしく、この人もまたPOPな作品を手
がけたら天下一品の腕前です。只、難を言えばVo.の線の細さが・・・
5
SAINTS&
SINNERS
(1974)
ここでもWinter Familyが総出演。R&BとR&Rにどっぷりとつかりたい
人にお勧めします。チャック・ベリーもローリング・ストーンズもこの人
にかかったら、まるでオリジナルのように演奏されてしまうところが凄
いところだ。これでもライヴに比べたらだいぶ大人シメなサウンドで、
彼の魅力の10分の1も伝わって来ないのかも知れない。

番外編
MONTROSE
(1973)
第1期 Edgar Winter Groupeに参加したギタリスト Ronnie Montroseが
結成したグループのデビュー作。BRITISH HARD ROCKに対して
AMERICAN HARD ROCKここにありと挑戦状を叩きつけた一枚といえる。
Ronnieのうなるようなギターはもちろん、Vo.のSammy Hagarのシャウト
ぶりもなかなか堂に入っている。サウンド面はまだ荒々しいが、邦題の
『ハード★ショック』はナットクのキャッチ・コピーです。
KEEP THE FIRE BURNIN
(1994)
ベスト盤なのですが、中々日本ではDan Hartman のものが手に入りに
くい。Living In AmericaではStevie Ray Vaughnがトリッキーなギターを
聴かせてくれるし、I Can Dream About Youのロング・バージョンやFree
RideInstant Replayといった懐かしいナンバーが聴けるのが嬉しいとこ
ろ。それにしてもこの人の七変化の歌唱力には脱帽します。